【飲み会】できる幹事さんは締め上手!

中締めと本締め(大締め)の違いってなんだろう?・・・という素朴なギモンも「幹事さんあるある」のひとつかも知れませんね。

会社の忘年会や新年会、謝恩会、結婚式二次会などでも、中締めが事実上の締めになっていたり、中締めと本締めをしっかり行ったり、と宴席によって締め方もさまざまです。

なにはともあれ「終わり良ければ全て良し!」。
締めのスタイルをしっかり知って、締め上手の幹事さんになりましょう♪

“中締め”という言葉を辞書で調べてみると「宴会などに一区切りを付け、手締めをすること」とあります。

もともと中締めは「この楽しい宴席がずっと続いてほしい」「参加者が帰りやすいように」といった日本人らしい配慮から生まれたもので、2時間の宴席であれば残り時間30分程度の頃に行われるのが一般的です。


一方、本締め(大締め)について辞書を引くと「ものごとの決着を祝って大勢で手を打つこと」とあります。

宴席が中締めだけで終わるケースもよくありますし、大規模な宴席の場合には中締め・本締め(大締め)を両方、行われることも多いです。

本締め(大締め)は中締めの後に退席が続いて、席が閑散として、座の空気が「もうそろそろ・・・」となったら頃合いでしょう。

どちらにしても締めは締めなので、一度やるか二度やるかは幹事さん次第!正式な決まり事ではありませんが、中締めは締めの予告、本締めが宴席の最後を、と考えるのが一般的となっています。

中締めは「退席したい人への配慮」「全員が揃っている中での宴会のけじめ」、本締めは「宴席の終了を告げるため」「有終の美を飾るため」が目的と考えると良いでしょう!

「締め」といっても、TPOに応じて締め方のバリエーションは豊富です。
中締めは三本締めや一丁締め、本締めでは三本締めなどで締めるのが一般的です。
また、関西では三本締め、関東では一本締め、一丁締めが多いようです。

どの手締めも発声する人が最初に「ヨウォーオ」と掛け声をかけて、みんなの息を合わせるのがポイント!最後に「ありがとうございました!」と、しっかりお礼の言葉で締めくくりましょう♪

ここではよく唱和される代表的な「締め」の種類をご紹介します。

・一本締め…
パパパン・パパパン・パパパン・パン と拍手を3・3・3・1で締めます。

・三本締め…
一本締めを3回繰り返すのが三本締めです。
パパパン・パパパン・パパパン・パン ×3

・一丁締め…
「ヨウォーオ」の発声と拍手1回で締めます。「関東一本締め」とも呼ばれる略式のもので、仲間うちの宴席で行われます。
「ヨウォーオ」・パン!

・大阪締め…
大阪を中心に伝わる締めです。「いおう(祝う)て」などの関西弁が特長的です。
「打ちましょ」・パンパン・「もひとつ」・パンパン・「いおうて三度」・パンパンパン

・一つ目上がり…
最初に人差し指だけで一本締め、次は中指を加えた2本で一本締め、今度は薬指を加えた3本、最後は正式な「一本締め」で計4回、行います。
(人差し指)パパパン・パパパン・パパパン・パン
(人差し指+中指)パパパン・パパパン・パパパン・パン
(人差し指+中指+薬指)パパパン・パパパン・パパパン・パン
(一本締め)パパパン・パパパン・パパパン・パン

・ヨヨヨイ…
大きな声を出すのがはばかられる会場で最適な締め方。小声で「ヨヨヨイ…」と発声しながら片手の親指と人差し指を打ちます。
「ヨヨヨイ・ヨヨヨイ・ヨヨヨイ・ヨイ」

・その他…
栄転や定年退職などの宴席で、応援の気持ちを込めて乾杯や万歳三唱で締めることもあります。

一本締めの「パパパン・パパパン・パパパン・パン」の最後の「パン」は拍手の数を9回から10回に合わせることで「九」に点が打たれて「丸」く納まる、という言霊(ことだま)が込められたものだそうです。関西では「来客」「主催者」「会場」の三者に対するお礼の気持ちから三本締めをします。

やっぱり最後は気持ちを込めて!
ただの儀礼ではなく、幹事さんはぜひ心を込めた手締めで「有終の美」を演出したいですね。

【飲み会】ビールの注ぎ方

飲み会の進行役の幹事さんは、ゲストの皆さんにビールを注ぐ機会も増えますね。そんな幹事に皆さんに役に立つビールの注ぎ方についてご紹介します!

飲み会の最初のオーダーは幹事さんがまとめて「ビールの人はいますか~!?」と、声をかけることも多いはず。

ジョッキで提供されることが多い「生ビール」の時は、そのまま希望者に渡せばよいのですが、立食パーティーや社員旅行での席は瓶ビールの確率が割と高く、社員同士やゲストに向けた瓶ビールの「お酌」のシーンもあります。

ビールのお酌で盛り上げを演出しましょう!
幹事さんは会場全体を見ながら、ゲストの誰かが孤立しないように努めるのも大切。そんなときに役立つ瓶ビールの上手なお酌を知って、宴席を上手にマネジメントしましょう!

お酌をするときに知っておきたいビールを注ぐ時の基本的なマナーをご紹介します!

《ビールを注ぐ時のマナー》
・ビールを注ぐ際はまず、ビール瓶を右手で持って、左手を軽く添える。
・ご返杯をされた際には、手元のグラスを空にしてから頂戴する。
(ムリはせずに…笑)

ビールを注ぐマナーを身につけてスマートに!
ビールのラベルを上側にするとさらに◎

もう一つ、おいしくビールを注ぐために、覚えておくと良いことがあります!

瓶ビールや缶ビールには、酸化を防ぐために、あらかじめたくさんの炭酸ガスが含まれています。
グラスに注がないで、瓶や缶からダイレクトに飲むと、ゲップが出やすいのはそのためです!

ゲストにより美味しくビールを飲んでもらうためには、まずは勢いよくビールをグラスに注ぎ、より泡を立てることで、炭酸ガスを抜き、そのあとにゆっくりとビールを注きます。そうすると泡がグラスから飛び出して立ってきます!
こうして注いだビールはスッキリとしていて、とっ〜ても飲みやすく、より美味しくなります?

お酌の際の話題に困ったときは?
美味しいビールの注ぎ方や、ラベルのデザインなど話題にしてみましょう!

お酌のマナーを身につけ、スマートな立ち居振る舞いで、きっと当日は褒められ幹事さん間違いなしです!

【忘年会】予算設定のコツとは!?

忘年会の幹事さんとして最も大事な事は、参加者からお預かりした会費を、きちんと予算内に収まる事です。
「少々予算をオーバーしてしまったけど、そこは幹事である私の自己責任。クレジットカードのポイントがちょっと付いたしまぁ・・・」というパターンになりがちですが、やはり幹事さんの持ち出しはご法度です。

忘年会と言っても、友達同士のプライベートなものから、会社などのビジネスに関連した忘年会などもあるので、まずそれぞれの予算の目安をおさらいしましょう。

<忘年会の一般的な平均予算>
・友達・親類縁者:2-3千円ほど
・部署規模の会社の同僚:3-4千円ほど
・会社全体:4-5千円ほど

幹事さんが目安とすべき予算は、徴収した額の約7割ほどです。
残りは予備費・二次会に回すなど、活用しましょう。
「行けたら行く」という曖昧な返答や、予測できない追加オーダー、ビンゴゲームなどで用意する景品など、予算を超えてしまう要因は様々。
予算は7割程度で余裕を持ち、当日の追加徴収などがないよう、キレイに忘年会を演出する事が大事なのです。

それでも、どうしても予算が足りなくなってしまった場合は、事前に社長や部長・上長から多めの会費負担をお願いする事を検討しましょう。
当日は、「××社長より、忘年会のためにご厚意をいただきました!」とアナウンスする配慮が必要です。
様々なリスクを念頭に置き、予算はしっかり守れるよう、健全な忘年会予算の管理を心がけましょう。

<万が一予算が足りなくなってしまった場合>
・予算の3割ほどは、予備費として計算しておく
・社長や上長から多めの会費をお願いする
・それでもなお足りなくなる場合でも、相談できるような体制を

【忘年会】忘年会の開催日を決めよう!

年末は誰しも予定が埋まりがち・・・
そこで、参加者の予定を抑える事が重要になりますが、特に「キーマン」の予定を抑える事が大切です。
会社などの組織であれば、社長や部長などが参加していないと、忘年会が始まりませんね。
「キーマン」の予定を優先的に確認し、開催の候補日は3日ほどは抑えると良いでしょう。
仕事関連の忘年会の場合は特に、週明けよりも週末、翌日の仕事に影響が出ない日が理想です。
友人同士での開催は、土日などの休日も一般的のようです。

忘年会の開催日を決めるポイント
・会社などの組織は「キーマン」や「ゲスト」の予定を優先的に把握!
・以下の情報を合わせて抑えておくと、より良いでしょう。

好みの料理のジャンル 和食 / 洋食 / 中華 / イタリアンなど
お好きなお酒 ビール / 焼酎 / 日本酒 / ワインなど
座席のスタイル テーブル / 立食 / 座敷など
その他、食品アレルギーなど

【忘年会】まず、大まかな方針を定めよう!

一言で忘年会と言えど、会社や所属チーム、取引相手などのお付き合いから、友達や仲間同士のコミュニティ、家族と忘年会を行う人もいるでしょう。
多様な忘年会がある中で、まず最初に大まかな方針を定めると、日時や予算、会場、料理など…漠然としていたイメージが、より具体的になります。
忘年会の方針をざっくり定めるために、オススメなのが「5W1H方式」です。

「5W1H方式」で、大まかに忘年会の方針を決めよう!

Who / 誰が? ※例)株式会社●●の××製造部約20名が
What / 何を? ※例)××製造部の忘年会
When / いつ? ※例)12月中旬の土曜日に
Where / どこで? ※例)製造工場から徒歩10分圏内で
Why / なぜ? ※例)好調を収めた製造スタッフ慰労のために
How / どのように? ※例)気兼ねなく楽しめる、会場貸切の忘年会

幹事さんは忘年会当日までに、開催日や人数、予算、会場、当日の進行など…決めることが盛りだくさん。
何からすればいいか分からない時は、まず「5W1H方式」をぜひ活用して、大まかな方向性を明確にしてみてください!
千里の道も一歩から♪

【忘年会】成功を決める料理と会場選びのコツとは?

「忘年会の幹事なんて4月入社の新人がやる仕事だよ」なんて放任主義(?)の上司はどの職場にもいたりしますが、実際に任された幹事さんの心境はそんなに簡単ではありません。忘年会は毎年の恒例行事。参加者は社会人歴10年、20年、40年…と毎年の忘年会を経験しているのですから、自然と忘年会の料理や会場選びにもこだわりがあったりして、新人幹事さんにはちょっとプレッシャーだったりもするのです。負けるな、新人幹事さん!ベテラン評論家たちにも喜んでもらえる料理や会場選びのコツを見てみましょう!!

忘年会の会場選びはヒアリングとチェックが大切!

忘年会イメージ写真 居酒屋カウンター忘年会開催の日程は12月下旬だとクリスマスと予定が重なってしまうこともあり、最近では中旬、下旬と早まる傾向にあります。年末がかき入れどきの業種の場合は11月に開催するケースも少なくありません。年末は会場もすぐ予約で埋まってしまうので、できるだけ早い会場選びが大切です。
忘年会の会場ですがホテル、レストラン、居酒屋、宴会場から、会社の近所の寿司屋、なべ物屋、バーなど選択肢はたくさんあります。幹事さんの会場選びでポイントになるのがまず、できるだけたくさんの人の意見を聞いてみること。「会社のお金だからフグ料理を食べたい」「去年の会場も良かったから同じでいいんじゃない?」「広い会場でパーッとやりたい」「ブーツを脱がなくていいお店がいい」などいろんな意見を集めましょう。そんな貴重な意見を参考にしつつ、数案に絞ってから上長に相談→決定するのがスムーズです。
選んだ会場は幹事さんが実際に下見に行くことが大切。50名が入る会場です、ネットや電話で確認していても隣と肩が触れたりバッグやコートの置き場がないくらい狭かったり、逆にあまりにも広すぎて閑散としてしまうとせっかくの忘年会が台無しです。見落としがちなトイレもしっかりチェックしましょう。男女別か、席や会場から行きにくい場所にないかなども事前にチェックしておきたいところ。当日の案内に役立ちます。
会場の広さはもちろんロケーションも大切。夜景が見える雰囲気のいい会場を予約したつもりなのに当日は違う会場に通された、なんて悲劇は避けたいですよね。下見の際に「当日もこの宴会場ですよね」としっかり確認しておきましょう。

会場選びのコツ

  • なるべく早く予約する
  • たくさんの意見を集めてから決める
  • 会場はできるだけ下見をする

女性の意見を聞きまくろう!

世界的なグルメガイドでもダントツの評価を受ける日本では和食をはじめイタリアン、フレンチ、中華、創作料理など、幹事さんがちょっと迷うくらい料理の選択肢がいっぱい。悩ましい料理選びでも、できるだけたくさん意見を集めましょう。とくに集めておきたいのが女性の意見。ふだんのランチや休日のホテルのバイキングなど、一般的に男性よりも「食」へのこだわりのアベレージは高いもの。「寒いから体が温まる鍋料理がいいな」「おいしいお肉とワインがあれば満足」など具体的なヒントが得られることも多いはずです。
たくさん意見を集めたうえで上長に相談。トップダウンなのかボトムアップなのかは社風にもよりますので、できるだけ参加者全員が楽しめる忘年会になるような料理を選びましょう。
選んだお店との事前の打ち合わせで幹事さんが気を付けたいのが実は、料理の温度。揚げ物や茶わん蒸し、ステーキなどの料理の温度が冷めているだけで、忘年会が興ざめしてしまうこともあります。「温かい料理はしっかり、温かいままで出されますよね」とお店の担当者にしっかり念を押して確認しておきましょう。

料理選びのコツ

  • 特に女性の意見を集めよう
  • 提供される料理の温度にも気を配ろう

新人幹事さんにとって忘年会のプレッシャーはなかなか大変なのものです。細かいチェックポイントはありますが、大切なのは何よりも「みんなに喜んでもらいたい!」という気配り、心配りがあればクリアできるのではないでしょうか。みなさんの素敵な幹事さんデビューを『景品パーク』は心より応援しています。