【ゴルフコンペ】幹事さんの挨拶


ゴルフコンペの「コンペ」の正式名称は「コンペティション(競技会)」と言います。
ゴルフの腕を競うといっても、仲間うちや同僚が集まってやる親睦の意味のプライベートコンペがほとんどですが、なかには会社の代表として参加する接待を兼ねたビジネスコンペもあります。
いずれにしてもゴルフを通じたコミュニケーションが目的です。
朝一番、参加者の気分を上げるのも幹事さんの役目!
ゴルフコンペの第一声となるあいさつを確認しておきましょう。

ゴルフコンペ幹事さんの挨拶の構成

集合:スタートの20分前には参加メンバーをスターティングホール近くに集めましょう。

ルール確認:『フェアウェイ6インチ』『ワングリップOK』など、コンペだけに適用されるルールをここでしっかり確認!後でトラブルにならないために重要なポイントです!
さらに、ドラコンやニアピンにするホール、同ネットのときの順位、同グロスのベスグロなどの処理基準の詳しい説明もしておきましょう。

ゴルフコンペ幹事さんの挨拶例

本日は皆さまお忙しいところ当コンペにご参加いただき、誠にありがとうございます!
本日のコンペは第○回でございますが、どういうわけか毎回お天気に恵まれてきております。
今回もこのような晴天のもとでプレーできるのは、ひとえに皆様の日頃の行いが良いからだと存じます。
(雨天の場合:今回はあいにくの雨模様ですが、天候を味方につけるのもまた、ゴルフの醍醐味かと存じます)
それではここで、今回のコンペに初めて参加される方もいらっしゃいますのでご紹介いたします。

・(会社名)名前と(あれば)ハンデを紹介
・ルールとドラコン・ニアピンホールの説明を簡単に

もちろん、好スコアも大切ですが楽しく、安全第一にプレーを楽しんでいただくことを心からお願い申しあげます。
それでは、さっそくスタートです!

【ゴルフコンペ】大成功の秘訣は準備から!

企画しよう!(7〜14ヶ月前)

1.参加者を決めよう!

だいたいの参加者を把握して、メンバーのリストを作成します。
新歓コンペや忘年会コンペ、新年会コンペなど開催のテーマがあれば、主賓に喜ばれる人選も大切です。

2.開催日を決めよう!

主要なメンバーのスケジュールを元に日程を調整しましょう。
主賓がいるコンペではそれをもとに候補日を上げるとスムーズでしょう。
シーズンによっては予約がとりにくいゴルフ場もあるので開催日の2~3か月前を目安に予約できるようにします。

3.予算を決めよう!

プレー費と参加費を決めます。プレー費はゴルフ場に支払う費用なので、開催するゴルフ場の場所やシーズンによって値段が変わります。参加費はプレー後に開催されるパーティの飲食代、景品代、表彰式などの費用です。ケースによって変わりますが、だいたい3,000~5,000円/人が一般的です。参加費については、コンペの主催者が全額負担する場合とプレー費を含めて参加者に負担して頂く場合があります。

4.ゴルフ場を決めよう!

ゴルフ場選びのコツは参加者のニーズに合っているかということ。 若いメンバーが多いなら少々距離が遠くてアップダウンがあるようなコースでもリーズナブルで良いかもしれません。 しかし年配の方のシングルプレーヤーが参加メンバーだったり、接待的な要素が加わるなら近郊でフラットなキャディ付の名門コースの方が無難でしょう。参加者のアクセスなども考慮した上で最適なコースをお選びください。 最近は、ゴルフ場のメンバーでなくてもネットからでも簡単に予約が可能です。下記のようなゴルフ場予約サイトでユーザーレビューやゴルフ場評価などを参考に選ぶのも良いかもしれません。

準備しよう!(2〜3ヶ月前)

5.組み合わせを決めよう(1組4人が基本)

盛り上がる組み合わせの考え方は、各組のハンディの合計がだいたい同じくらいになるように設定することです。
もし5組のコンペの場合ならローハンディ5名(上手な人)を選出し、上から順に各組に振り分けます。(彼らは各組を仕切るエチケットリーダーを依頼するとスムーズです)。
次にまたローハンディ5名を選び、今度は下から順に各組に振り分ける・・・これを繰り返せばバラつきのないハンディ準の組み合わせが作りやすいです。
また、人は必ずしも、実力だけではない相性や人間関係もあります。性格の不一致や取引先との力関係なども考慮しつつ、ベストな組み合わせを提供するのも幹事さんの腕の見せ所といえます。

ここがポイント

  • 主賓:できるだけ最初の組になるよう配慮します。
  • 幹事:最初の方の組に入ると、プレー後のダンドリもスムーズです。
  • 初心者:組ごとにバラつきが出ないようにバランスよく振り分けましょう。
  • 女性:お風呂に入る都合もあるので最終組にならないように配慮しましょう。

6.ルール・ハンディを決めよう

初心者の幹事さんにとってゴルフコンペのハンディを決めるのもひと苦労。自己申告という方法もありますが、オフィシャルハンディ以外はあまりあてにならないものです。
そこで一般的に活用されているペリア方式、新ペリア方式といったハンディの算出法で競技を行い、順位を決めます。

◎競技方法

①ペリア方式【初心者向き】
参加者には内緒で隠しホールを6ホール(イン・アウト各3ホール)設定します。
プレー終了後、隠しホールの合計打数から以下の方式でハンディを算出します。
{(6ホールの合計スコア)×3-(18ホールのパー)}×0.8=ハンディ
②新ペリア・ダブルペリア方式【上級者向き】
ペリア方式の倍、12ホール(アウト・イン各6ホールずつ)の隠しホールを設定します。
隠しホールが増えた分、運に左右されにくい算出方法です。プレー終了後、隠しホールの合計打数から以下の方式でハンディを算出します。
{(12ホールの合計スコア)×1.5-(18ホールのパー)}×0.8=ハンディ
※競技方法についてはコンペを予約する際とコンペ当日に、ゴルフ場のマスター室に相談して下さい。
各組の代表者が一緒にプレーしたメンバーのスコアをまとめ、スコアカードを提出するだけで、後はゴルフ場スタッフが全て計算してくれて、順位結果も人数分プリントアウトして貰えるサービスがあります。
※ローカルルール
各ゴルフ場の競技委員によって定められた独自のルールであり、ゴルフ規則よりも優先されます。
初心者や知らない者同士の遠慮などでコンペの進行が遅れないようにするためのルールです。
「フェアウェイ6インチプレイス」…6インチ(15.24cm)だけボールを動かして良いというルール。ビギナーにはありがたいです。
「ワングリップOK」…いわゆるOKパット。最後の短いパットになった時、まず外さないと思われるパットが免除されます。

7.盛り上がる景品を決めて、案内状を送ろう(1ヵ月前)

コースやルールが決まったら、できるだけ早く参加予定者に通知しましょう。重役の方やキーパーソンなどは多忙な方も多いはず。1日の遅れで別の予定が入ることもめずらしくはありません。
さっそく案内状を作って発送しましょう。
主な通知項目は下記のとおりです。

◎案内状の通知内容

  • 挨拶文
  • 開催日と集合時間
  • コース名とスタート時間
  • ※ゴルフバック郵送先と連絡先も記載
  • 参加費(パーティ代と商品代)
  • 競技方法(ローカルルールを含む)
  • 当日の流れ(パーティの案内まで)
  • コースまでの交通の案内
  • 最寄り駅と倶楽部バスの発着場所と時間
  • 出欠連絡用紙
  • 幹事様の連絡先
    ※参加者を集める際に、事前に各自のハンディキャップも一緒に確認しておきます。

ゴルフコンペ景品を用意しよう!

幹事さんがいちばん頭を悩ますのがゴルフコンペの景品です。
予算に限りがあるとはいえ、あまりにも華のないパーティだと思われると、せっかくの苦労も台なしになりますので、メンバーのお好みや家族構成などを考えて慎重に景品を選びましょう。
かさばらない商品券や家に持ち帰って奥様や家族の喜ぶ産直グルメなどの食品が無難で人気ですが、パーティは幹事さんの腕の見せどころ。
幹事さんの味方「景品パーク」では全国津々浦々の豪華景品でも荷物にならず、しかも会場が盛り上がるパネル付商品目録「パネもく!」で、たくさんの幹事さんの「19番ホール」をお手伝いしています。

8.ゴルフ場に連絡しよう

ゴルフ場担当者に連絡をしてメンバーの人数を通知。
競技方法の確認も忘れずに行いましょう。
※コンペ開催日の1週間前までに最終の人数を確定しゴルフ場に組み合わせ表(メンバー表)を送ります。
※コンペ当日に、コンペ名を記載した別途受付台を用意して頂けるか確認。
プレー代とは別の参加費等を徴収する際にスムーズです(上記“3.予算を決めよう”参照)。